■人生を豊かにするエッセンス 1号 『人生の座標軸を考える』
◆大海原をさまよっていませんか！？
会社という大きな船が、私たちを目的地にまで連れて行ってくれるという
時代は既に十数年前に終わりを告げました。
今は乗る船を自分の責任で選び、自分の責任で航海する時代へと移っている
のです。
しかしながら、学校教育ではそのことを若者に教えないために情報洪水に
溺れて自分自身を見失ってしまったり、人生経験を積んだ社会人でさえも、
時代の変化に着いていくことができずに難破したり、放浪している人が
多くいることに気づきます。
こうした人々は、得てして思考が混乱気味で、面接していても
何を話しているのか一貫性がありません。
ですので、当然、面接を落ちてしまいます。
前置きが少し長くなりましたが「座標軸が無くて、どこに向かっているか」
わからない人があまりに多いのが、今の日本の社会です。
iphoneやipadがいくら出回ろうと、twitterでいくらつぶやこうと、
人生の座標軸は変わらないはずです。
本当は、自分の定めた目的地にたどり着くためにこうした情報媒体を
利用するのが主なんですが、私たちの生活が従になってしまっているのです。
あなたの人生の座標軸は何ですか？
その座標軸に向かってひた走っていますか？
ちなみに、私の人生の座標軸は『皆さんが自分の道を切り拓き、
自己実現できるようにすること、そして日本全体を希望のある
明るい国にすること』です。（メルマガもその一環ですね）
もし、座標軸はあるけれど、まだ走っていない、という人がいたら
それはあなたにとっての座標軸ではないのかもしれません。
（それは「そうしなければならない」という意識的なものかもしれない）
座標軸が決まっているなら、迷いは生じませんから、そこに向かって
ひた走れるはずです。
また、途中で迷っても、元の航路に戻ってくることができます。
私の感覚だと、能力の高い低いに関わらず、座標軸を持つ方は
10人に一人くらいだと思います。
座標軸があることにすら気づいていない方が多いのです。
つまり、人が気づいていないからこそ、人生を豊かにする
チャンスがここにある、というわけです。
◆座標軸の持ち方
座標軸を持つには、どうすればよいのでしょうか。
シンプルに表現すると「自分に素直になる」ということだと思います。
しかし、これではわかりづらいので、詳細に説明してみます。
「誰に対して何をすることが自分にとって苦ではないのか。」
（＝健康でお悩みの方にアドバイスをすること、など。）
「自分が充実している、楽しいと感じる瞬間は何か。」
（＝自分のアイディアや行動に他人が驚く、気づきを得る瞬間、など。）
「考えるとワクワクすること、そうだったらいいなと思うこと。」
（＝日本人が活気づき、国全体が経済的にも精神的にも豊かになる、など。）
間違っても、「自分にできること」から考えてはいけません。
ここから発想してしまうと、小さいことしか思いつかないからです。
以上のことを考えてみても浮かばないようであれば、
日ごろから「自分にとっての座標軸、自分にとっての座標軸…」と
自分に問いかけることです。
そうすると、ふとした瞬間に「ポンッ！」と腹に落ちたある考えや
アイディアが浮かんでくるようになります。
（またはそうした情報ばかりが目に入ってきます。）
注意したいのは、こうした考えやアイディアを他人に簡単に話してしまう
ことです。まだ考えが固まっていない状態で他人に話をすると、
すぐに否定されたりアドバイスされるなどして、せっかくの自分の考えに
ブレが出てきてしまいます。
時間をかけて頭の中で整理し、しっくりしてきたな、と思えるように
なってきたら、周りの応援してくれる人に話してみましょう。
そうすると、自分だけで考えていたことが、他の人の指摘でさらに
ブラッシュアップされていきます。
そして少しずつ、自分の座標軸に自信を持ってきたら、他人に話して
いきましょう！賛否両論あるはずです。それも楽しんでください。
座標軸を話せるようになると、周りからは「骨のある人」と映りますから
あなたに対する評価がグッと高まります。
面接などにおいても、こうした「自分の座標軸」を語る人はあっという間に
採用を勝ち取っていきます。
ぜひ、座標軸について考えてみてください！！
発行元情報
著者：winnerz.co.ltd 一本 亮
現在、某企業の人事部所属。採用・教育担当。
過去10年にわたり、就職・転職・キャリアに関する研究と実践を実施。
これまでのノウハウを体系化した独自のキャリア教育論「CAESAR」等を
展開。学生や転職希望者の就職活動に大きく寄与している。
※CAESAR…Career education for satisfaction and raise
問合せ：winnerz.co.ltd@gmail.com
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