■人生を豊かにするエッセンス 3号 『愚痴文句、言い訳弱音は一利なし』
◆ネガティブだから失敗するのか、失敗するからネガティブなのか？
よく「私の人生って失敗ばかり」と自分の人生を振返ってはうまくいかない
ことを思い出して弱音をはく方がいます。
また「営業と技術が小競り合いして組織がめちゃくちゃだよ」と周囲に愚痴を
こぼす方もいます。
私も完璧とはいえませんが、ネガティブワードを口に出す方は、客観的に
見ているとやはり人生がうまくいっていません。
それは、うまくいかないからネガティブなのでしょうか？
それとも、ネガティブだからうまくいかないのでしょうか？
ここには、二つの意味が隠されています。
1.「うまくいかない」ことは誰にでも起こりうる、ということです。
何かにトライして、最初から全てうまくいく人はいません。
最初は誰もがうまくいかないのです。
ではなぜ、同じ「うまくいかない」ことでも成功する人とそうでない人が
出てくるのでしょうか？
その理由は簡単。
成功する人は最初から「すべてうまくいく」ことなどない、と身体で理解
しているのです。
成功する人は「うまくいかせるには、どうするか？」という課題解決思考に
なります。
つまり、成功する人にとって失敗は「成功に至るプロセスである」と頭の
記憶にインプットされているのです。
2.「ネガティブに捉えるから失敗する」ということです。
愚痴・不平不満・文句・言い訳・弱音を吐く人に共通することがあります。
それは、ネガティブワードを口にすることで
1.「自分は無力である」と周囲に訴えてしまっている
2.結果や出来事を「不変」のものとして捉えてしまっている
のです。
これでは、現状を変えることは到底できませんよね。
「ネガティブに捉える」から自信がない→自信がないから「うまくいかない」
と考える→マイナスに考えると工夫する力を出せない→力が出ないから
失敗する→失敗するとその理由を探す→その理由は無力な自分と不変な周囲に
あることがわかる→それを口に出して確定させる→余計に自信がなくなる。
その繰り返しです。
以上、最初の立ち位置は同じであるにも関わらず、成功する人とそうでない
人は、「うまくいかない」後のアクションが大きく異なることがわかります。
成功する人は毎日＋1、失敗する人は毎日-1。
これが、毎日毎日繰り返されるとその差はどうでしょうか。
一年で＋365-（-365）＝730
じつに730ポイントの差が出ることになります。
これが10年続くと、7300ポイントです。
今までを嘆く必要はありません。
友人、知人、家族、ライバルなどの他人も関係ありません。
成功する人と失敗する人の差、730ポイントはあなたの一年後の姿です。
今から早速「失敗は成功に至るプロセスである」と考えることです。
この発想が習慣になると、人生が途端に大きく開けるようになってきます。
なぜなら、あなたが「失敗は成功に至るプロセスである」と考え、実行し、
それが次第に実感できるようになると、周囲の方にも伝えられるからです。
良い循環が広がると、思いもしない良い結果があなたに戻ってくるのです。
発行元情報
著者：winnerz.co.ltd 一本 亮
現在、某企業の人事部所属。採用・教育担当。
過去10年にわたり、就職・転職・キャリアに関する研究と実践を実施。
これまでのノウハウを体系化した独自のキャリア教育論「CAESAR」等を
展開。学生や転職希望者の就職活動に大きく寄与している。
※CAESAR…Career education for satisfaction and raise
問合せ：winnerz.co.ltd@gmail.com
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